昨年5月~7月にかけて羽化したノコギリクワガタたち。約1年の休眠期間を経て活動を始めたので今日はそのお話です。
休眠期間とは
休眠期間とは羽化してから活動を始めるまで蛹室内でほぼ動かずにじっとして過ごす期間。消化器官などを完成させ、体を固く作っていく大切な時間です。
休眠が終われば自分から蛹室の壁を壊して出てきてエサを食べ始めます。その期間はまちまちですが、ノコギリクワガタは特にこの休眠期間が長いと言われています。
うちでは昨年初夏に羽化したノコギリクワガタの約半数は1か月くらいで休眠が明け、その年のうちに活動を始めました。羽化が遅かった約半数が約1年の長い休眠期間を終えて今年の春~5月末には全頭活動を始めました。おかげで毎晩ガタガタ、ゴソゴソゴソ…とてもにぎやかです。
休眠期間の見守りかた
できるだけ静かな環境でそっとしておくだけです。時々霧吹きでの水分補給や状態のチェックは必要ですが、エサは食べないし、余程過酷な環境でなければ、温度管理の必要も無いと思います。
休眠中はとにかくそっと静かに見守ってあげましょう!
休眠明けのサイン
休眠が明けたら早くエサをあげないと命の危険があります。蛹室から出てきたノコギリクワガタをすぐに見つけるため、マットを少し減らしてティッシュをのせておくと良いです。(マットを減らす時は蛹室を壊さないように注意!)
↓ こんな感じ
↓ 4月に入り暖かくなってきた頃…のせていたティッシュが!
そっとマットの塊を取ってみると…ジャーン!!寝起きのノコギリクワガタ君を発見!会いたかったよ~!
休眠が明けたら
長い間使用した幼虫マットから成虫用マットに交換してエサをあげましょう。もうしばらく待てば繁殖も可能になります。
マットを交換する時、蛹室の頑丈さや壁のなめらかさに驚きます。無防備な蛹の時から成虫として活動できるまでの間、安全に過ごすための大切な蛹室…幼虫がこんな大工事をしていたなんてびっくりですね。少し名残惜しそうだったけど成虫用セットにお引越ししてもらいました。この時はまだ足の力も弱くすぐマットに潜ってしまいましたが、今では木登り大好きでエサもたくさん食べて元気に過ごしています。
まとめ
- 休眠期間とは羽化後、体を完成させるために、蛹室内で過ごす大切な期間
- 自分で出てくるまでそっと見守る
- 休眠明けを見分けるにはマット上にティッシュをのせておくと良い
- 休眠明けは早めにエサを与える
最後まで読んで頂きありがとうございます。いろいろ書きましたが、長い休眠期間が終わり、立派に成長したノコギリクワガタたちにやっと会えた時の感動ったら…これからもクワガタ飼育楽しんでいきましょう!
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