ニジイロクワガタ飼育過程

ニジイロクワガタの飼育記録を公開しています。成虫飼育から産卵セット、割り出し、幼虫管理、マット交換、蛹化、羽化までの記録を書き留めています。

  • ペアリングから産卵セットへ投入までの期間
  • 産卵セットからメス取り出しのタイミング
  • 産卵セットから割り出しまでの期間
  • 幼虫飼育プリンカップからボトル飼育のタイミングや期間など

各過程の期間も分かりやすいと思います。初心者の方の飼育管理や方法についてお役に立てれば幸いです。

ニジイロクワガタを購入しました!

前から欲しかったニジイロクワガタくん!ホームセンターで購入しました!

8月16日:ホームセンターで半額になったニジイロクワガタのペアを発見!思わず買ってしまいました!

お盆を過ぎるとクワガタムシは安くなるみたいです。1700円くらいで買えました!ペアで送料なしでこの価格で買えたのがうれしい♪

ニジイロクワガタ ペアです

ニジイロクワガタのペア
ニジイロクワガタ オス メス ペア
ニジイロクワガタ オス メス ペア

▲オス、メスともにグリーンです。見ていると虹色に輝くとても美しい個体です。昆虫とは思えないようなメタルカラーです。

ニジイロクワガタのペアリング

8月18日:ペアリング開始(1週間を予定)

同居ペアリング

交尾、メイトガードを繰り返していました。1週間同居させましたが、ほぼ一緒の時間を過ごしていました。

産卵ケースにメスをセット

8月24日:メスを産卵ケースに投入

1週間後の産卵ケースです
ニジイロクワガタ産卵セット内容
  • 飼育ケース中サイズ(横幅23㎝くらいのもの)
  • マットは、産卵一番(フォーテック)、昆虫飼育マット(フジコン)
  • ゼリーは昆虫ゼリー ワイドカップ 消臭アミノゼリー 30(フジコン)
  • 表層にヤシ柄チップとゼリー皿を設置
  • ケースの下に不織布(園芸用薄め)を1枚かましました。
産卵一番 産卵に最適マット
産卵一番 産卵に最適マット

産卵セット概要

産卵材なしでマットのみのケースです。

マットは産卵一番を硬詰め!ケースの7~8割くらいを硬詰め!…にしようと思ったのですが、硬く詰めていると予想以上にマットを消費して、途中で足りなくなって、仕方なく。。。近くのホームセンターで昆虫飼育マットを追加購入しました。

なので、最終的には産卵一番でケースの5割硬詰め!7割までを後買いのマットで硬詰め!そしてその上に1割くらいふんわりマットを敷き、最後にその上に、転倒したときの起き上がりのためのヤシガラマットを振りかけて完成!

マットの硬詰めの目安は、めちゃめちゃ硬く!(この表現ではあまり参考にならない。。。)

クワガタの立場で考えてみるとわかりやすいかも。そもそもの産卵場所は「木」なので「マット(粉)」を『木』だと思ってもらえるくらい硬くするということになります。家の中に木の柱がある方は、柱を触ってみてそれくらいを目指すといいと思います。

マット硬く詰める方法

体重をかけて、これでもか!というくらい詰めるのが良いです。加水はほどほどに。産卵一番の場合は霧吹きで湿らせる程度で大丈夫、無くてもいいかも。

ケースとマットが接している部分は指で押し込む!マットプレスを使用してもここはさらに指で押し込む!

底部分は、底が割れるかもしれないので、新聞紙やチラシを適当の大きさで重ねて底に敷く。ポイントはケースの四隅の足の高さ以上にすること!これで外と内からの両方から同じ力の圧力を加えることが出来るようになって底が割れにくくなります。

ゼリーはワイドタイプ16gの消臭アミノゼリーをゼリー皿に入れて2個設置!

【消臭アミノゼリー】大豆アミノ酸配合により昆虫に有用とされる植物性タンパク質を多く含むほか飼育ケース内のニオイの緩和をサポートする効果もあります。

産卵ケースのマットになかなか潜らない

産卵ケースに入れたメスがなかなかマットに潜らないので心配しました。5日間程はマットの上を徘徊しているような状態でした。

産卵促進のため実施したこと

気温が30度だったため保冷庫に投入!25度から28度の環境に移しました。マットの温度は、なかなか下がらないので飼育ケース内の温度下降は2,3日のずれが発生します。

産卵促進のためにケースの片隅に穴をあけてあげてそこにメスを投入!蓋をするようにゼリー皿を穴にかぶせました。

盛り土が発生!

マットに潜るようになってくれましたが・・・。掘り返しがすごい!

日々、マットの掘り返し量が多くなって、ついには盛り土の様になってしまいました。

動画もありますので参考までに。(少し分かりにくいです。。。)

産卵セットからメスの取り出し

9月24日:メスを産卵セットから取り出して、第二産卵セットへ投入

幼虫を発見

産卵セットにメスを投入してからちょうど1か月後になります。幼虫がケース側面に見えたためメスの取り出しを決断しました。

メスの取り出し・第二産卵セットへ投入

取り出したメスを次の産卵セットに投入しました

ニジイロクワガタとパプアキンイロクワガタの産卵セット
ニジイロクワガタとパプアキンイロクワガタの産卵セット

ニジイロクワガタとパプアキンイロクワガタの産卵セット

2回目の産卵セットはコバエの侵入抑制用 飼育容器のミニで組みました。パプアキンイロクワガタの産卵セットと同じ大きさです。内容は産卵一番の硬詰めマットとゼリーのみです。

10月24日:第二弾 産卵セットからメスを取り出し

パプアキンイロクワガタとニジイロクワガタの♀

上はニジイロクワガタの♀です。下がパプアキンイロクワガタの♀です。

次回はここから1か月後の10月末に産卵セット第一弾を解体して幼虫を取り出します!

産卵セット第一弾の幼虫取り出し

10月22日:産卵セット解体!幼虫取り出し!

ニジイロクワガタ幼虫プリンカップ

初令から2令が28頭!卵が1個とれました!

90mlと120mlのプリンカップに入れました!マットは産卵セットのものをそのまま使用(新しくないもの)。

菌糸ボトル用意

菌糸ボトル1500cc G-potスタウトL

次回:1週間後に3頭を菌糸ボトルに投入予定!残りのプリンカップの幼虫は生死判別を行って800マットボトルに2頭づつ投入予定!(11月初旬予定)

菌糸ボトル1500へ3頭投入

10月28日:菌糸ボトル1500へ3頭投入

3頭を菌糸ボトルに投入!現在2令です。1頭だけなかなか潜らない。。。

3日ほどは様子を見て、上に出てこないのを確認してから、ボトルを逆さまにします!

11月2日:ボトルを逆さまにしました!

プリンカップの幼虫を発酵マットボトルに

11月3日:プリンカップからボトル飼育へ

発酵マットは粗目のくぬぎ2次発酵マットと粒子の細かいクワガタ専用マットを混合したオリジナルマットを使用

  • 発酵マットボトルは850、1100の2種類で2頭づつ投入!
  • 菌糸ボトル(ヒラタケ)は430、800の2種類で1頭づつ投入!

次回は4か月後にマット(えさ)交換を予定!来年の3月頃かな。

幼虫が大きくなってきたので急遽ボトル交換!

2023年1月20日:マット交換の引越し

2匹づつ入れていたボトルの幼虫たちが思った以上に成長が早かったので急遽、1匹1本のボトルにすることにしました!

今回は1匹づつ500mlボトルに引っ越しです!これで羽化までいけたらいいかな。あと1回くらいは交換ありそうかな。

幼虫は全部で21匹引越し!体重測定は5g~9gでした。

翌日の様子

ニジイロクワガタ幼虫500㏄ボトル3令
ニジイロクワガタ 幼虫3令 500㏄ボトル
ニジイロクワガタ3令幼虫 500㏄ボトル

すべての幼虫が上に上がることなく、居心地よさそうに潜りました!ひと安心です!

菌糸ボトル、カップの幼虫をマットへ引越し

2月2日:菌糸ボトルからマットへ

菌糸430mlカップ7本、菌糸1500ボトル(3匹多頭飼)などの幼虫を全部で12匹引越ししました!5匹は800ボトルに入れました。

菌糸割り出しの残骸!粗目で少しパサパサ気味でした。

菌糸カップに入っていた小さい幼虫!寒いからあまり食べなかったのかな。

ニジイロクワガタ体重測定3.2g
親虫のニジイロクワガタ!今日は暖かいからなのか、マットの上でに出てきてよく動いていました!

一回り大きいボトルにお引越し

幼虫が思っていた以上にに大きくなってきたので一回り大きいボトルにお引越し

今回は800と1400を用意しました!

10gを超える幼虫も出てきました
1400ボトル

大きい幼虫は1400に入れました!

▲ニジイロクワガタ三令幼虫

ニジイロクワガタは10gを超えるとオス確定率が上がります!

前蛹⇒蛹化

前蛹

4月21日:前蛹⇒蛹化

蛹化(蛹)

▲顎が小さいのでメスですね。

ニジイロクワガタ蛹

ニジイロクワガタ蛹

1週間くらい経つと目がはっきり分かるようになってきます。脚も成虫の脚の形なのが分かるようになってきます。

ニジイロクワガタ今回の産卵セットの第一号が羽化しました

5月25日:羽化

ニジイロクワガタ羽化直前

▲ニジイロクワガタ羽化直前

ニジイロクワガタ羽化直後

▲ニジイロクワガタ羽化直後!羽がパール色です!

羽化のその後

▲羽化から数時間後

▲仰向けになって、お腹側を乾かしています。

▲ずいぶん色が変わってきました!まだまだ虹色ではありません。

産卵セットから羽化までの期間まとめ

ペアリングから前蛹までの各期間まとめ

  • 8月18日ペアリング開始
    (ペアリング期間:1週間)
  • 8月24日:産卵セットにメス投入
    (産卵期間:約4週間)
  • 9月24日:産卵セットからメスを取り出しました
    (放置期間:約4週間)
  • 10月22日:採卵、幼虫取り出し(90 or 120mlプリンカップ)
    (120カップ期間:約2か月と1週間)
  • 11月3日:カップからボトルへ(マットは850、1100の2種類で2頭づつ投入!)(菌糸は430、800の2種類で1頭づつ投入!)
    (カップの期間:約11日間)
  • 翌年1月20日:マット交換(500mlボトルへ)
    (前回ボトルから今回までの期間:約2カ月と3週間)
  • 4月21日:前蛹

【実績】ニジイロクワガタ 「産卵セットにメス投入」から羽化まで約8カ月

三令になると暴れがひどくなっていたので各ボトルの状況に応じて、マットの詰め直し等も個別に何度も行っています。冬場の温度管理も特に行っていませんでしたので冬季は成長が止まっていました。温度管理を行えばもっと早く成長していたと思います。

前蛹から羽化までの各期間まとめ

  • 4月17日:前蛹
    (期間:5日)
  • 4月21日:蛹化
    (期間:約4週間)
  • 5月25日:羽化

【実績】ニジイロクワガタ 「産卵セットにメス投入」から羽化まで約9カ月

前蛹から羽化までは1カ月ちょっとでした!最初に羽化したのはメスでした。雄雌全体でみると3週間から4週間です。

▲こちらは羽化1日目のオスです。頭の先の白い部分が顎です。

第一弾ニジイロクワガタ成長記録表

ニジイロクワガタのオス45.5mm
ニジイロクワガタのオス45.5mm

産卵セットから羽化まで、体重・容器・菌糸・マットなどが分かる

ニジイロクワガタ-産卵セット8/24~、割り出し10/22

スクロールできます
No.stage1-10/22stage2-11/3stage3-1/16~2/2stage4-3/10蛹化日・雌雄羽化日
6590~120マット菌糸400500マット(1/16)(3.1g) 800マット(9.1g)5/26♂6/18
6690~120マット菌糸400500マット(1/16)(—g)500マット(4.2g)6/86/30
6790~120マット菌糸800500マット(1/16)(3.6g) 800マット(4.7g)5/23♂6/13
6890~120マット菌糸800500マット(1/16)(2.0g)800マット(6.3g)5/206/13
6990~120マット菌糸1500(10/28)800マット(2/2)(3.2g)同左継続5/126/6
7090~120マット菌糸1500(10/28)800マット(2/2)(1.9g)同左継続6/207/11
7190~120マット菌糸1500(10/28)800マット(2/2)(2.2g)同左継続10/510/15
7290~120マットマット700500マット(1/20)(5.2g)800マット(8.2g)5/206/10
7390~120マットマット700500マット(1/20)(5.2g)小ケースマット(7.8g)5/12♀6/13
7490~120マットマット700500マット(1/20)(4.1g)1400マット(9.0g)6/26/25
7590~120マットマット700500マット(1/20)(4.8g)800マット(8.3g)5/8♀5/28
7690~120マットマット700同左継続800マット(7.7g)6/7♂6/29
スクロールできます
No.stage1-10/22stage2-11/3stage3-1/16~2/2stage4-3/10蛹化日・雌雄羽化日
7790~120マットマット700同左継続800マット(11.2g)5/13♂6/7
7890~120マットマット700同左継続同左継続8/13消滅
7990~120マットマット800消 滅
8090~120マットマット800500マット(1/20)(5.6g)800マット(8.7g)4/10譲渡
8190~120マットマット800500マット(1/20)(8.9g)1400マット(10.0g)5/9♀6/5
8290~120マットマット800500マット(1/20)(3.9g)800マット(7.7g)4/10譲渡消滅
8390~120マットマット800500マット(1/20)(7.3g)1400マット(11.0g)5/12♀6/7
8490~120マットマット800消 滅
8590~120マットマット800500マット(1/20)(9.0g)800マット(9.4g)4/21♀5/25
8690~120マットマット800500マット(1/20)(4.1g)1400マット(9.7g)6/36/27
8790~120マットマット800500マット(1/20)(4.3g)500マット(4.8g)消滅
8890~120マットマット800500マット(1/20)(3.9g)800マット(7.8g)5/296/20
8990~120マットマット800700マット(2/5)(1.6g)同左継続消滅
9090~120マットマット800900マット(2/5)(5.6g)同左継続6/16/24
  • 管理番号は2022年に産まれたクワガタの幼虫すべてにつけた番号です。
  • stage2の同色マットボトルは多頭飼い(2匹入れ)、1500菌糸ボトルも多頭飼(3匹入れ)
  • 91番以降は2回目の産卵セット

第二弾ニジイロクワガタ成長記録表

産卵セットから羽化まで、体重・容器・菌糸・マットなどが分かる

ニジイロクワガタ-産卵セット9/24~、割り出し11/24

スクロールできます
No.stage1-11/24stage2-11/26stage3-2/2蛹化日・雌雄羽化日
9190~120マット菌糸430500マット(2.1g)7/17消滅
9290~120マット菌糸430500マット(小)譲渡
9390~120マット菌糸430500マット(0.3g)7/97/30
9490~120マット菌糸430500マット(0.9g)10/510/17
9590~120マット菌糸430500マット(0.7g)7/87/29
9690~120マット菌糸430500マット(1.7g)7/238/16
9790~120マット菌糸430500マット(0.5g)8/309/28
9890~120マットマット800700マット(1.6g)1/207/67/26
9990~120マットマット800700マット(1.5g)1/2010/811/10
10090~120マットマット900800マット(1.8g)6/16/24
10190~120マットマット900800マット(1.0g)譲渡
10290~120マットマット800500マット(—g)1/16越年消滅
  • 管理番号は2022年に産まれたクワガタの幼虫すべてにつけた番号です。
  • stage2の同色マットボトルは多頭飼い(2匹入れ)
  • 91番以降は2回目の産卵セット

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