夏に常温でクワガタ飼育する時代は終わった


日本の夏は暑い!近年は気温が40度を超える日も出てきて危険です。室内でも風通しが悪ければ30度を超えます。エアコンなしでは室内で過ごすことはほぼ不可能な状態になってきました。将来的には日本の夏は40度を超えない日が珍しい。ということになるかもしれませんね。
この高温は人だけでなく昆虫にも危険です。セミは鳴く時間が限定的になっています。昼間になくセミはほぼ皆無。山に入らないと昼間のセミの声は聞こえません。さみしいですね。
クワガタはどうかというと。。。
クワガタもこの異常な暑さには弱い!もともと夏の虫のイメージがありますが、クワガタもこんなに毎年毎年気温が上がるような暑さは想定外でしょうね。


常温の室内でクワガタやカブトムシを見える範囲において飼育ケースで飼えるような時代は終わったという感じです。室内で飼う場合はエアコンが必須!しかも外出時にもつけておいてあげないと、すぐにダウンしてしまいます。クワガタを飼うためには電気代が高くなる!ということになります。電気代を節約したい場合は、自作の冷温庫でも作ってあげないと飼うのが難しいですね。
あと、暑すぎるとクワガタムシはマットにもぐってしまう傾向があります。飼っているのに姿が見えない状態にもなります。どんなにエアコンをきかせても飼育ケースや飼育瓶の中の温度はなかなか冷えません。ケース外の温度と同じになるのは時間がかかります。そのため人間よりもつらい状況ですね。
そんな、かわいそうなクワガタムシ君にいくつか暑さ対策を行ってみました。
超簡易!暑さ対策
- 水をあげる
- 氷キューブを入れる
- 冷えたゼリーをあげる
1.水をあげてみた


クワガタムシも暑さで喉が渇いて水を飲むのではないかと思ってあげてみました!結果はこの記事で確認ください。


結果としては、なんかいい感じです。嫌だったら飲まないと思うのですが、自分から進んで水をなめている様子を確認できるので、あげてもいいのかもしれません。ポイントは少量ずつ、毎日交換!です。
2.氷を入れてみた


これは効果ありました!飼育ケース内は空気が循環しづらいので氷を1個入れるだけで、一時だけですが飼育ケース内の温度を下げることができます。クワガタムシの様子も見ていますが特に弊害はなさそうです。潜っていたクワガタが出てきたりします。元気に動き回っているクワガタは氷を入れなくても大丈夫っぽい。
3.冷やしたゼリーを与えてみました!


冷蔵庫で冷やしたゼリーと冷やしていないゼリーを並べて入れてみましたが、効果を確認できませんでした!ゼリー自体も常温にすぐに戻ります。飼育ケース内に若干の「涼」を与えただけという感じです。
自然界の夏では、クワガタの餌となる樹液は常温(外気温よりは低いかも)です。冷蔵庫で冷やした温度の樹液は存在していないので、「なんだこれ?」と思って食べないということもあると思います。
あと、クワガタは基本的に温度が下がると動かなくなります。冬場、20度を切ると動きが鈍くなり、10度前後ではマットにもぐって動かなくなります。冷蔵庫内は10度以下(約5~10度くらい)なので、ここまで冷えたゼリーは好んで食べないかもしれません。
なので、あえて冷えたゼリーをあげなくてもいいかな。と思ったりもします。ただ飼育ケース内の温度には若干ですが低くなる影響を与えると思います。
オオクワガタの場合
オオクワガタは、うろうろしながら、結局、冷えていないほうのゼリーを食べ始めました!






冷えていないゼリーから食べているオオクワガタ




ニジイロクワガタの場合
暑くて潜っています。個体によって差がありますが、今回は潜っているニジイロクワガタを選びました!




もぞもぞしながらゼリーに寄っていきます。






上に出てきてゼリーを食べ始めました。




ニジイロクワガタは冷えたゼリーから食べ始めました!




あとから冷えていないゼリーも完食!
クワガタに冷えたゼリーを与えた結果
結論としてはよくわからない。。。冷えたゼリーを目指して食べているのか?冷えたゼリーが好きなのか?嫌いなのか?
いろいろなクワガタで試してみたり、回数を積み重ねるという検証をしないと判断は難しいかなと思いました。


夏休みの自由研究の題材で困っている人がいたら、是非、「クワガタに冷えたゼリーを与えてみた結果」について、日々の観察と記録をお願いします!
これも読んでみて!暑さ対策についての記事


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