カビによって羽化できなかった蛹
蛹のカラダが真っ白に。。。
このクワガタムシはノコギリクワガタです。立派なあごが見えているのでオスです。
菌糸瓶ではなくマット飼育していたので、この白いものは菌糸ではありません。
発見した経緯
今回のノコギリクワガタの兄弟姉妹は蛹になってから約3週間で羽化していました。
しかし、このボトルのみ5週間経っても羽化していないので掘り出しをおこなってみたところ上記の画像のような状態になっていました。きれいな蛹室を作っていて、あごも中歯以上あるようなオスだったので残念無念です。
▲同じ時期に羽化していた兄弟たち
こうなった原因を考えてみる
思いつかない。。。。。蛹室内にもカビは見えなかったので不思議です。
もし、蛹にカビが付着しても、外側は、いずれ脱皮して脱ぐので、心配していなかったのですが、カビは急速に広まるようです。
前日、少しのカビでも、翌日には範囲が大きく広がっていることもよくあります。今回は体内に影響があったか、呼吸器に影響を与えたのではないかと思います。
カビは水分があるところに生えますが、蛹室内にはカビの形跡がなかったので、蛹自体にカビが生えた可能性があります。
蛹状態のボトルを不必要に手に取って観察した。ゆらした、ぶつけた、など。。。これらが原因でカラダのどこかを傷付けたかもしれません。脚の付け根や、カラダの細かい部分はまだ柔らかいので、体液が出たのかもしれません。
ストレスによって免疫力が落ちていたのかもしれません。
そして、もしかするとカビが原因で生き延びれなかったのではなく、落ちてから個体にカビが付いたのかもしれません。
カビにまかれない対策は?
これといって対策は特にないのですが、高温多湿も良くないのかなと思ったりもします。蛹室内なので湿度調整は出来ませんが温度管理は出来るので高温になり過ぎないように適度に冷房を使って30℃を超えない環境にしようと思います。
原因は特定できませんでしたが、蛹の期間は不用意にボトルを持ち上げたり、ゆすったりせず、静かで少し暗めの環境においてあげた方がいいかなと思いました。ストレスも極力なくしてあげた方が生存率は上がるような気がします。
以上、クワガタムシがカビにまかれた考察でした。
参考になれば幸いです♪
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