クワガタがボトル(瓶)底に蛹室を作った場合の対処方法4つ

クワガタがボトルの底に蛹室を作った場合の対処方法
  • URLをコピーしました!

初心者にもわかりやすく実際の写真と図解を使って解説!

このページではクワガタの幼虫がボトル(瓶)底に蛹室を作った場合の対処方法について詳しく解説していくよ

目次

クワガタがボトルの底に蛹室を作った

幼虫は底に蛹室を作りやすい?

なぜ、幼虫くんはボトルの底に蛹室を作りたがるんだろう?

・・・・・

クワガタの幼虫を飼ったことがある方ならわかると思うのですが、蛹室の定番の様に、幼虫くんはボトルや瓶の底によく蛹室を作ります。一番底に行くと安心するのかな?硬くて安定感があるので蛹室づくりには適しているのかもしれません。底と片方の側面をボトル部分を使えば手抜きできて効率的だとは思う。

自然の土中だとすると、大きい木の根に寄り添って蛹室を作っている気分と同じなのかもしれませんね。

ボトル(瓶)底に蛹室を作る原因

ボトルの底面と側面から見えることが多い理由もこれ!

先程も説明した通り、ボトルの底面と側面から見えることが多い理由も「硬い場所、安定してる場所をもとめているから」この1点が大きい要因だと思っています。

蛹室の内壁は前蛹前の幼虫が自分のふんなどの体液を使ってしっかりと固めていきます。しっかりとした蛹室を作るというのは大変な重労働のようです。この時期に幼虫の多くが体重を落としてしまいます。ゆるく詰めたマットは柔らかいので幼虫くんにとってはどこに作ったらいいんだろう?と思って硬い場所を探す放浪の旅に出たりします。

安心して長期間居住できる安定的な場所を探しているとのかもしれませんね。そしてこれが暴れの原因の1つかもしれません。

ある程度しかりした菌糸瓶でも暴れなどがあった場合は、菌糸がほぐれてしまって柔らかい場所が多くなっているので、幼虫くんは大変です!でも、ボトルの底面と片側の側面を使えば、しっかりしているので、手間と体力を省くことができます。

蛹室は幼虫が蛹の為につくったシェルター

蛹は幼虫と違って、すでにマットや菌糸をかみ砕いて前に進む力が残っていません。カラダの動きも単一で移動なども苦手です。ということは、無防備な状態に近いということになります。自身の殻が硬いというわけでもないため、外的要因(衝撃や外敵など)に弱い状態です。

実際、この時期にカビや菌糸にまかれたり、ダニなどの小さい虫にたかられたり、ボトル内の酸素不足などで落ちる個体も多いです。幼虫のときは自由に動き回ったり、酸素を求めて上に出てくることもできますが、蛹になるとそうはいきません。

なので蛹室は、無防備状態を少しでも守りたいという幼虫の気持ちのこもった居住空間!幼虫が蛹の為に残したシェルターのような空間です。

そもそもボトル(瓶)底に蛹室を作ると何がダメなのか

簡単にいうと「羽化不全になりやすいから」です。

全ての個体が無事に羽化してしてほしいですね

羽化不全とは?

正常な成虫の容姿・機能をもって蛹から成虫にならないことをさします。蛹から成虫になることを羽化と呼ぶので、正常な状態でないことを羽化不全と呼びます。少しかわいそうな容姿で成虫になる状態です。

羽化不全の主な症状は以下のような状態です。

  • 上翅(羽)が正常な形状や位置に無い、閉じないなどの状態
  • 下翅(羽)が上翅内に収まっていない
  • アゴが左右非対称、曲がっている、欠けている
  • 頭部・前胸背板・上翅などにゴルフボールのようなデコボコ(ディンプル)やシワができる
  • 脚が足りない、変形などの異常状態

ボトル底だとなぜ羽化不全になりやすいのか?

まずは羽化不全になる原因を知っておこう!

羽化不全のおもな原因は、以下の通りです。

  1. 重ね過ぎた累代飼育による個体
  2. 菌床劣化による水分過多の飼育環境
  3. 菌床、マットが乾燥してサラサラ状態で蛹室がつくりにくいとき
  4. 菌床、マットの量が少なすぎて十分な高さの蛹室がつくれないとき
  5. 蛹室内の高温多湿・結露
  6. 蛹室が狭い、いびつ
  7. 蛹室内でキノコ、カビ、ダニなどの影響を受けたとき
  8. 蛹室内で思うように動けなかったとき
  9. 蛹期に外部からの衝撃

などが挙げられます。

ボトル底の蛹室が羽化不全になる確率を上げる

ぼくたちは適した環境でないと完全個体として羽化できないんだよ

ボトル底は水分が抜けない

ボトル底の蛹室は水分過多になりやすいです。下方に菌床やマットがないため水分が抜けることなく溜まる一方です。この状態だと蛹は水につかったままの状態で逃げることが出来ず成長することになります。当然正常な羽化ができる確率は下がっていきます。結露によるボトル側の側面の水分も羽化に悪影響です。

ボトル底はツルツルで思うように動けない場合がある

蛹は羽化するまでに何度も寝返りを打ちます。そして羽化するときはうつぶせになります。これが思い通りにいかなかったときにも羽化不全の確率が高まります。ボトル(瓶)底はツルツルで寝返りが打ちにくい、脚がかかりにくいなどの問題があるようです。自分のタイミングで姿勢を変えれなかったり、姿勢を維持するのに不均一な重心で過ごすことは蛹にとってストレスであり正常な成長を妨げる要因になります。

ボトルの底は平らではない

ボトルや瓶の底をよーく見てもらうとわかるのですが、平らではありません。真ん中が上げ底になっているものやふちに溝(くぼみ)が付いているものなどがほとんどです。カーブのかかった溝(くぼみ)にずっといると自然とカラダはカーブの形状に合わせて奇形します。

の状態をさします。 これが起きる原因として多いパターンとしては、温度が適温でない場合、マットや菌糸瓶の水分量が適量でない場合、蛹室(さなぎになるためのスペース)の状態が良くないなどがあります。

ボトル底の蛹室だと羽化不全になる確率が上がる まとめ

「ボトル底のよくない環境」と「羽化不全の条件」が重なって羽化不全が起こりやすくなります。

ボトルの底に蛹室を作ってもこれはギリギリ大丈夫!

ボトルの底に蛹室を作ったノコギリクワガタ-min
ボトルの底に蛹室を作ったノコギリクワガタ

▲上記はボトルの底に蛹室を作ったノコギリクワガタ三令幼虫だけど、ギリギリセーフです。薄皮一枚でも下にマットが見えていたら完全羽化の可能性は高まります。

底ではなく良い位置に蛹室を作った幼虫を紹介

上手に蛹室を作ったクワガタ幼虫

▲理想的な場所に蛹室を作った三令幼虫くん!見本のようで立派です!

ボトル(瓶)底に蛹室を作った場合の対処方法4つ

対処方法①天地逆置き!ボトル(瓶)を逆さまにする

天地を逆にするという一番簡単な方法です。ボトルを逆さまにして置き直すだけです。これでボトル底辺が蛹室の天井になります。

▲ボトルを逆さまにして置いた状態 露出していた底部がクリアな天井となって蛹が見えやすくなります。

注意点1

通気孔があるフタの部分が底部になるので酸欠になる可能性があります。フタの形状にもよりますが、以下の方法を参考にしてください。

ニジイロクワガタ蛹室底対策
ニジイロクワガタ蛹室底対策

▲底部に割りばし2本を置いて通気を確保する。

クワガタ蛹底に蛹室対策

▲アイスの棒を井形に組んで通気を確保する方法

注意点2

ボトル(瓶)の内側から通気口をふさぐ場合があります!

図解を入れながらわかりやすく解説するね。

菌糸瓶の場合は表面が崩れにくいのですが、マット飼育の方は特に注意してください。逆さまにするとマットがフタの通気孔にかぶさって通気をふさぐ可能性があります。このような危険性や不安を感じている場合は以下の方法を試してみてください。

通気口を確保する
ボトルを逆さにして通気口を確保する

マットとフタ(通気孔)のあいだにスポンジをかましてください。これで逆さにしても通気孔をふさぐリスクを回避できます。スポンジ部分は新聞紙を丸めたものでも大丈夫です。

スポンジをかましてから逆さにすると通気が保たれる

▲マットとフタの間にスポンジを置いた様子

スポンジをかましてから逆さにすると通気が保たれるだけでなく、空いた空間をスポンジが埋めるので蛹室の崩落を防ぐこともできます。

ボトル(瓶)を逆さまにするタイミング

一般的にはボトルの置換タイミングは前蛹~蛹化1週間くらいといわれています。

自分の場合は経験上、以下のように状態によってタイミングを見極め(みきわめ)ています。

1.ボトルの底に三令幼虫が蛹室を作ったことが確認できた場合はその時点で上下を反転

この場合の底というのはマットや菌床、オガが底に無い、完全に窓状態になっていることを指します。ただ単に穴を開けている状態のときもありますので注意してください。あくまでも蛹室を底部に作った場合です。

通常の坑道や穴(窓)と蛹室との違いを説明すると、幼虫が蛹室を底部や側面に作ると内壁を固めるので色の違うフチができます。このフチがあることが蛹室の特徴です。あとは形(横長)や大きさ(幼虫の1.5~2倍くらい)で見極みます。

この方法をとると幼虫はまだ穴を掘る能力があるので蛹室の形を自分で修正することができます。天地が逆になった場合、天井だった部分が床になるので、もしも、床が凸凹だった場合やスペースや形に違和感があると自分で修復を開始します。

ただし、元気な幼虫の場合は、今まで底であった天井部分をかじりだします。これは成虫になったときに地上に出るための脱出ルートを確保していると思われます。このことから前蛹になってから天地逆にする方が多いのもうなづけます。

  • 蛹室でない場合は意味がなくなります
  • それと、違う場所に蛹室を作り出した場合も天地を逆にした意味がなくなります
  • 前蛹直前の場合は修復力や修復時間が無いので動かしてはダメです
  • 元気な幼虫は動かさない方が良いです。前蛹になってから動かす方がおすすめです

2.前蛹になってから蛹化する前

前項で蛹室かどうか分からない場合、見極めの自信がない場合は前蛹になるまで放置します。前蛹になっているのを確認してから実施すればいいと思います。前蛹になってカラダがピーンとなって動かなくなったときに天地逆にする。

  • 自然の蛹室は頭側が高くなっていますが、天地逆にすることで頭側が低くなります。1日様子を見て自分で向きを変えれない場合は次の項で紹介する「横置き」「斜め置き」「人工蛹室」を検討ください。

3.蛹化(脱皮完了)から2日~1週間

この時期は動かしやすい時期なので、天地逆にするのであればこの時期が最適です。クワガタ飼育初心者にもわかりやすいタイミングです。

脱皮中やその前後は危険です。安定期に入るまで待ちましょう。脱皮を行って真っ白のときは動かさないようにしましょう。

脱皮直後の白い状態

対処方法②ボトル(瓶)を横置きにする

これも割と簡単!

蛹室の形や傾き具合を見て天地逆にするよりも、こちらの方が「良い」と判断できる場合は横向きにしてください。必ず真上から見て個体が中央に来るように置いてください。

横置きボトルの状態
横置きボトルの状態

横向きにするメリットは天地逆にするよりも通気孔が塞がれにくいというメリットがあります。注意点としては転がらないようにしっかりと固定することです。発泡スチロール、緩衝材、テープなどを使って工夫ください。それと棚に置くのはいいですが、人が歩く床に直接置かないようにしましょう。幼虫や蛹にとっては大きな振動と感じてストレスになります。

横にするタイミングは前項の「ボトル(瓶)を逆さまにするタイミング」を参照してください。

対処方法③ボトル逆さ斜め置き

蛹室の形や傾き具合を見て天地逆や横置きでは個体の居心地が悪そうと判断した場合にこの方法をお勧めします。必ずマット部分が床部分になるように調整しましょう。それと頭部が若干上になるように角度をつけてあげることも忘れないように。

  • 床部が必ずマットになるように
  • 露出部分が天井になるように
  • 頭側が上になるように角度をつける

斜め置きも横置きのときと同じように転がらないようにしっかりと固定してください。発泡スチロール、緩衝材、テープなどを使って工夫してみてください。

斜め置きのポイント

蛹室の中をよく確認して、どこを底部にしたらいいのかをよく観察しましょう。暗くて奥まで蛹室の構造が見えにくいときはライトをこそっとあててみましょう。

幼虫が蛹室を作るとき、多くの場合、左右から楕円を作るように回りながら作ります。なので外から見ると中央部分にくびれが出来ます。もしかすると横長の蛹室も内部の床は平らではなくくびれがあるのかもしれないですね。

▲左右から蛹室を作るため中央部にくびれがあることが多い。

斜め置きは以下の点をよく考えて置き方を決定してください

  • 傾斜角度
  • 頭の位置
  • 通気孔

天地逆置きに少し角度をつけるだけでも良い場合もあります

クワガタ蛹底に蛹室対策

▲置き方は工夫してみてください。

斜め置きにするタイミングは先述した「ボトル(瓶)を逆さまにするタイミング」を参照してください。

対処方法④人工蛹室に移す

いろんなケースが考えられるんだけど要は自然にできた蛹室ではきちんと羽化できないと判断したとき!

こんなときに人工蛹室を活用しましょう!

  • ボトル(瓶)底部に蛹室を作って蛹室の底部が露出しているとき
  • どうみても幼虫の大きさが幼虫の大きさに合っていないとき
  • 蛹室内の形がいびつ・うまく蛹室を作れていない(デコボコ・正方形など)
  • 蛹室が崩れたとき・崩してしまったとき
  • マットや菌床が劣化しているとき
  • 蛹室内にカビやダニが多く確認できるとき
  • 蛹室内にキノコが生えたとき
  • 蛹室内底部に水がたまっていることが確認できるとき

人工蛹室に移すタイミング前蛹~蛹化1週間くらいです。ただし蛹化のときの脱皮前後は移動禁止です。前蛹で移した場合は蛹化時に脱皮の殻が出るので残さずに取り除いてあげましょう。

人工蛹室へ移し方

今回はボトル(瓶)底部に蛹室を作って(蛹室の底部が露出)いるノコギリクワガタの蛹を例にとって簡単に解説します。

ボトルの底に蛹室を作ったノコギリクワガタ

▲ボトルの底に蛹室を作ったノコギリクワガタ蛹を掘り出します!

▲露天掘りで蛹を目指します。外と内から個体を確認しながら慎重に掘り進めていきます。

ノコギリクワガタ人口蛹室へ引越し
ノコギリクワガタ人工蛹室へ引越し

▲大きめのスプーンを使って傷つけないように、落とさないように人工蛹室に移します。

人工蛹室は乾燥していてはダメです。人工蛹室を作ったばかりの状態で個体を移さず、しっかりと水分を含ませた状態で移しましょう!

ニジイロクワガタ人口蛹室へ引越し
左は前蛹状態のニジイロクワガタ、右はノコギリクワガタの蛹

少し雑ですが人工蛹室に移したばかりの状態です。。。。左は前蛹だと思っていましたがまだ完全な前蛹状態ではなかったようで、移したとたんに少し曲がりました。。。

三令幼虫で移すのはNGです。人工蛹室を掘る力を持っています。

人工蛹室の作り方

早速、つくってみましょう!慣れてくると楽しくなるよ

今回はオアシスを使った方法を紹介します。オアシスはホームセンター、園芸店、100円ショップなどで購入できます。ホームセンター、100円ショップの場合は園芸コーナーを探しましょう。個体の数に合わせて購入しましょう。経験上、少し多めに購入した方が良いです。失敗したり、人工蛹室を必要とする個体が増えたときの為。。。

成型は金属製のスプーンがあれば自分の好きな形や大きさに成型出来ます(個体の大きさに合わす)。最初は慣れないので長さや幅、深さが分からないと思うのですが、最初から上手くできる方は稀(まれ)なので、何事もチャレンジしてみましょう!

用意するもの

  • オアシス(本体)
  • カッター(ケースに入るように成型のため)
  • 金属製のスプーン(模擬蛹室をつくるため)
  • 新聞紙(作業下が汚れるため)
  • ケース(人工蛹室を入れるフタ付きケース)
  • 水分(湿らせて乾燥を防ぎます)

手順

  1. 新聞紙を敷いて作業開始
  2. ケースに入るようにカッターで大きさを整える
  3. 蛹室を金属スプーンで成型する
  4. 内壁は指で滑らかにする、蛹室の上部には”返し”があった方が良いのでこのときに成型する
  5. 微調整を行いながら修正を繰り返す
  6. 本体をケースに入れて水を含ませる(多めに水を注いで大丈夫)
  7. いったん引き上げて水が滴らない程度になってからケースに戻す
  8. 個体識別用の管理ラベルの用意をしておく

”返し部分”は下記の図解で確認してね

人口蛹室クワガタ用作成中

▲これは失敗作です。。。横幅が広すぎるので寝返りが打てない。

上記のようになった場合はさらに深く掘るといいです。底に行くほど狭くしてやれば修正できる可能性あり!

人工蛹室の目安の寸法

クワガタの種類や個体によっても異なります。下記は目安として活用ください。

  • 長さ:蛹の2倍以上
  • 幅:蛹の1.3~1.5倍
  • 深さ:5cmくらい(頭の方が高くなるように傾斜を付ける)
人工蛹室クワガタ用
人工蛹室クワガタ用

▲個体を移すときに、管理番号などをつけている場合は他の個体と間違いが起こらないように注意しましょう!

クワガタ人工蛹室つくり

▲ケース内に本体を入れて水を含ませて水を切って完成です!今回のケースはコバエ抑制ケースのミニを使用しました!

その後の人工蛹室の管理

人工蛹室の管理のポイントは水分管理がもっとも大事です!

■乾燥気味の場合はオアシスを加湿しましょう。水の入ったコップにストローを挿して吸い口部分を指でふさぐとストロー内に水を入れたまま持ち運びできます。この方法で適量挿しましょう。霧吹きでもよいですが蛹にかからないように注意!

乾燥しすぎは羽化時に下翅(羽)が人工蛹室に張り付いて羽化不全を起こします。また、水分過多の場合は蛹自体が羽化時に放出する水分を人工蛹室側が吸収しきれずに羽化不全の原因になります。(何のために人工蛹室に移したのか意味がなくなります)

■カビが出た場合は、その部分を削り取る。擦り取る。何度もカビが出る場合は薄く希釈した木酢液を指で塗るまたはティシュなどに染み込ませて塗るなどの方法を試してみてください。

■薄暗い場所で衝撃を与えずに飼育しましょう。温度はクワガタの種類によっても異なりますが一般的には摂氏23度から25度くらいが適温とされています。

人工蛹室を購入するという方法もある

人工蛹室は自分で作ると安く上がりますが、自分ではできない!と感じている方や大きさや深さが分からないという方は、見本も兼ねて市販(Amazon、楽天、Yahoo!など)で販売(メーカー物)されている人工蛹室を購入してみるといいと思います。すでに成型されている型もあれば、オアシスに押し付けて蛹室空間を作る押し型などもあります。

あとはヤフオクなどで有名なブリーダーさんの出品から買うという方法もあります。

まとめ

いかがでしたか。お役に立てましたか。

羽化不全になる傾向は経験上、オスにおおいと思います。大きい個体や蛹室が大きい場合は特に注意です。せっかく長期間育ててきたクワガタの幼虫や蛹が最後の最後で羽化不全になるのはとても残念な気持ちになります。完全羽化の確率が上がるように、このページのボトル(瓶)底に蛹室を作ったときの対処方法が参考になれば幸いです。

今回はクワガタがボトル(瓶)底に蛹室を作った場合の対処方法4つについて解説しました!
ありがとうございます!

あわせて読みたい
コクワガタ三令幼虫~前蛹~蛹~成虫になるまで 気になるコクワガタ三令幼虫~前蛹~蛹~成虫になるまでの様子を連続撮影した記録です。変わりゆく姿を見ることができます。
あわせて読みたい
ニジイロクワガタ三令幼虫~前蛹~蛹~成虫になるまで 気になるニジイロクワガタ三令幼虫~前蛹~蛹~成虫になるまでの様子を連続撮影した記録です。変わりゆく姿を見ることができます。
あわせて読みたい
パプアキンイロクワガタ三令幼虫~前蛹~蛹~成虫になるまで 気になるパプアキンイロクワガタ三令幼虫~前蛹~蛹~成虫になるまでの様子を連続撮影した記録です。変わりゆく姿を見ることができます。
あわせて読みたい
ノコギリクワガタ三令幼虫~前蛹~蛹~成虫になるまで 【ノコギリクワガタ蛹室を作った三令幼虫(4/29~5/1)】 ノコギリクワガタ三令幼虫 ▲幼虫の背面部分:もうじき前蛹状態になります。カラダにシワシワが出てきました ▲...
クワガタがボトルの底に蛹室を作った場合の対処方法

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

クワガタ飼育・観察大好きです!家族でクワガタを飼っています!みんなクワガタが大好きです!飼育は、おもに あけみんが担当しています!

コメント・応援メッセージがありましたらお願いします

コメントする

目次