ニジイロクワガタ幼虫を1ボトルに2頭ずつ多頭飼育した結果
今回は昨年、飼育したニジイロクワガタ幼虫の多頭飼育の検証について結果発表したいと思います!
- 割り出し後はプリンカップで10日ほど飼育
- その後、800ボトルにマットを詰めて2匹づつ投入
- 成長した2か月後からは単独飼育(個別に分けて飼育)
- 幼虫初期の小さいうちは1本のボトルで2匹飼えるのではないかと思ったから
- お互いの糞などでバクテリアが良いように作用するのではないかと考えたから
- 幼虫の多頭飼育をすると大きい個体が出来るといううわさがあったため検証しようと思った
多頭飼育の検証データ公表!
以下がニジイロクワガタ幼虫多頭飼育の検証データです。
- 77番から90番までの14匹です。
- マーカーで同じ色になっているのは同じボトルに入っていた個体です。
- stage1がプリンカップです。stage2からが多頭飼育(2匹同居)です。stage3からは幼虫が大きくなってきたので個別飼育に戻しています。
多頭飼育の検証データから分かったこと
多頭飼育した個体同士が分かりやすいようにさらに番号を丸囲みしました。
例:「77」と「78」が同じボトルに同居
衝撃の事実①大きさが極端化する
stage3とstage4のマット交換のときに幼虫くんたちを体重測定しています。データの表を見て頂くとわかるのですが、体重にばらつきがあります。
そして、ここが重要なのですが、同居している片方が大きくなり、もう片方が小さくなる(成長がにぶい)傾向が読み取れます。※例外はあります。
結果として大きくなる個体が出来るのですが、逆に成長が阻害されていると感じる個体も同時に出てきます。
まるで、一方の栄養をもう片方がすべて奪っているような印象さえ受けます。
飼育中の思惑では2匹が互いに競争して大きくなると考えていました。片方の幼虫に負けないように互いに餌をたくさん食べようとするのではないかと考えていました。
しかし、結果は片方だけが大きくなり、もう片方は未成熟になりがちになることが分かりました。もしかすると弱い方の個体がストレスを感じていたか、攻撃されていたのではないかと推測しています。
衝撃の事実①小さい方が消滅しやすい
さらに衝撃に事実があります。番号が赤くなっている個体は成虫になれず、途中で消滅してしまいました。羽化までさせてあげられず申し訳ない気持ちでいっぱいです。
データの表をご覧いただくとわかるのですが、ランダムに消滅したわけではなく、同居させた片方が消滅しています。※例外(85,86)あります。
幼虫多頭飼育まとめ感想
ニジイロクワガタの幼虫の多頭飼育を行いましたが、片方が小さくなりやすく、最終的には消滅しやすいということが分かりました。もう片方も大きくなりますが特別大きくなるわけではありませんでした。
今回の反省として消滅した個体が半数いる事実に失敗だと感じています。次回からは幼虫の多頭飼育はおこなわないという決意をしました。
今回の記事は以上です。
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