コクワガタの飼育記録を公開しています。成虫飼育から産卵セット、割り出し、幼虫管理、マット交換、蛹化、羽化までの記録を書き留めています。
- ペアリングから産卵セットへ投入までの期間
- 産卵セットからメス取り出しのタイミング
- 産卵セットから割り出しまでの期間
- 幼虫飼育プリンカップからボトル飼育のタイミングや期間など
各過程の期間も分かりやすいと思います。初心者の方の飼育管理や方法についてお役に立てれば幸いです。
コクワガタ採取
採取と書いていますが、ベランダに飛んできました。5月20日のことです。
かなり大きい雌です。ワイルド個体!28mm!
飼育環境①メスのみ
ホームセンターで買ってきたクヌギマットと足場(木製)を設置、クヌギの葉っぱは野外で採取してきて入れました!
飼育ケース(中)もホームセンターでマットと同時に購入。虫かごっぽいやつです。
ダニがついていたので歯ブラシで丁寧に取っていたら。。。嫌がって暴れて。。。左後ろ足が欠けてしまいました。痛恨の極み!ごめんなさい。
コクワガタペアを楽天で購入
メスだけではかわいそうなので仲間を増やすことにしました!
今年はコクワガタの産卵(ブリード)にチャレンジしようと決めました!
大歯型の大型個体 岡山産コクワガタ 成虫ペア
天然コクワガタ 岡山県南部 採集個体 ♂38㎜ ♀22㎜
クリアースライダー・パウダーinゼリー プレゼント付きでした!
♂♀ペアをクリアースライダーにセット。DDAさんのオリジナルパウダーinゼリーのサンプル(8個入)もついていました。
購入店:楽天市場 DDA
購入時:1780円
購入日:6月4日(6月7日着)
コクワガタ成虫♂♀3頭同居(多頭飼育)
産卵ケースセット!ペアリングの開始
購入したコクワガタのペアの羽化日が分からなかったのですが餌をよく食べていたのでペアリングを開始しました。
産卵ケースはクヌギマット7割、朽木2本埋め込み、クヌギの葉っぱ、ゼリー皿、止まり木、朽木の皮を入れて完成!
6月9日:クリアケース(産卵セット)の中に3頭を入れて飼育です!
6月15日:メス1頭脱走を試みるがあえなく御用!朝、見ると不織布に穴をあけて不織布の上に居ました!
6月16日:1週間後、オスのみスライダーケースに別居!メス2頭は産卵ケースに同居。オスのマットは、ダニ除けマットに変更。
6月30日:メス2頭を産卵ケースから取り出し、別ケースで同居させる。産卵期間3週間という少々短期!通常は1か月くらい置いておくのがベターです。今回はそんなにコクワガタを増やしたくなかったのでここでストップ!飼える範囲で繁殖させましょう!
30度超える暑さで保冷庫用意
- 発泡スチロールの箱:寸法 外寸(フタあり)630×370×H287mm。ホームセンターで購入
- アルミシート:内壁に貼り付け
- 保冷剤:500~600mlのペットボトルに食塩水を入れて冷凍(2本)
- 温度計:100円ショップで購入(園芸コーナーにあり)
〇1日2,3回の保冷剤交換で25度前後をキープ!
保冷庫には産卵ケース(親なし)、メス2頭ケース、オス1頭ケースを入れました!
幼虫発見!
7月23日:卵を発見する前に幼虫を発見!産卵セットを組んでから1か月半くらい。
割り出し!
7月30日:幼虫を発見してから2週間後。産卵セットを組んでから1か月と3週間くらい。
材割は苦手です。。。手が痛いし、見つけにくいし。。。細かい作業がとても苦手です。
200mlプリンカップに投入!マットは産卵ケースと同じクヌギマットを使用(9割新しいマット)
全部新しいマットにするよりは、今まで入っていたマットを混ぜてあげることが優しさ♪なじみやすく、生存率の低下を防げます。
取りこぼし防止のため、粉々にした朽ち木材と産卵セットで使用したマットはそのまま産卵ケースに戻します。
この日はなんと!4頭しか幼虫を取り出せませんでした。。。
再割り出し
8月8日:最初の割り出しから1週間後(8日後)!再度幼虫の取り出し!
今度は7頭ゲットしました!しかも、まあまあ大きい2令幼虫もいました。
全部で11頭になりました。少ないけど、多くを求めていなかったのでこれで良しとします!
菌糸カップへ切り替え
8月11日:2頭のみ菌糸カップに切り替えました!少し欲が出て大きい個体も目指してみることにしました!
菌糸カップは思い付きでペットショップアミーゴで購入しました!1個150円くらいだったと思う。
2日くらいマットプリンカップの横で放置して温度湿度を同じ環境に慣らします。これ大事です!いきなり買ったばかりの冷蔵の菌糸カップに入れると失敗するので注意!
簡易保冷庫追加
2段重ねで収納!
幼虫マット・菌糸カップ替え
10月3日:割り出しから2か月くらい経ちました。最初のマット替えです。
200mlから430mlのプリンカップに移します
マット430mlに6頭、菌糸カップ200mlに1頭移しました!
11頭いて、生存していたのが7頭。マット飼育の幼虫4頭が天に召されておりました。
- マット飼育幼虫の体重測定:1.2g、1.3g、1.3g、1.9g、2.3g(5頭)
- 菌糸飼育幼虫の体重測定:4.3g、4.7g(2頭)
やっぱり菌糸飼育はすごいですね。マット組と比べて2~4倍くらいの大きさになっていました!
2頭を菌糸カップで飼育していましたが1頭のみ菌糸カップ200mlを継続!1頭は430mlマットに移しました!
菌糸カップからマットカップに移した幼虫は
とっても嫌がってなかなか潜りませんでした。旧菌糸カップのおが粉を上から掛けて何とか潜ってくれましたが、夜見るとまた上がってきてました。。。。また、おが粉をかけてあげると安心したのか潜ってくれました。
マット交換(湿度調整のため)
マットが乾燥気味になっていたため、全て取り出して、マットに加水して再度カップに戻す!その後再度幼虫投入!
体重測定も実施!
前回(グラム) | 1.2 | 1.3 | 1.3 | 1.9 | 2.3 |
今回(グラム) | 2.6 | 2.4 | 2.4 | 2.0 | 2.7 |
着実に成長しています。みんな2g台になって粒ぞろいになってきた。
越冬ケースセット
10月も半ばを過ぎると肌寒い日が続いてきます。クワガタムシの動きも鈍くなってきます。
コクワガタは越冬するタイプのクワガタなので、今までの飼育ケースを越冬ケースに変更します!
▲奥側にある大きいケースから小さいケースに引っ越しです。
▼
▲マットを深くして潜れるようにしました!マットを深くしたのですが新しく足したのはわずかです。
大きいケースから小さいケースに移したので自然と深さが出ました。
越冬準備といっても、そんなにやることはなく、マットを深めにしただけです。
ゼリーは3頭飼いなのでワイドタイプを使用していましたが、11月までには16gをスプリッターでカットした半分(8g)のゼリーに変更しました。
菌糸カップの幼虫を500mlマットボトルへ
11月26日:菌糸カップから500mlボトルへ
この菌糸カップは2回目の菌糸カップで10月3日~使っていました!11月3日~マットに移す予定でしたが実際には11月26日に移しました!
5匹のマット交換(冬場の交換で成長なし)
1月16日:マット交換
430カップの5匹のマット交換!表面のカビがすごかったので交換しました!
おなじ430カップです。寒かった時期なのであまり食べていなくて成長はありませんでした。
7匹のマット交換(stage5)
3月10日:マット交換
プリンカップはベコベコでマットとカップの間に隙間ができやすく、幼虫によっては穴を開けそうな勢いの子がいるので、500mlの硬質クリアボトルに変更しました。(1匹のみ800ボトル)
■1匹動かなくなっていました。残念ながら新しいボトルに移すことが出来ず、幼虫の数は1匹減って6匹になりました。
4月1日:さなぎになる準備中
前蛹(4/14)から蛹化(4/21)
コクワガタ 第一号 羽化
5月13日:コクワガタの第一号の羽化です!
▲少し光って見にくいのですが、茶色の上羽と脚が見えます。
産卵セットを組んでから約11ヶ月後の羽化です。蛹化から3週間です。
コクワガタ成長記録表
産卵セットから羽化まで、体重・容器・菌糸・マットなどが分かる
コクワガタ-産卵セット6/9~、割り出し7/30
No. | stage1-8/8 | stage2-8/11 | stage3-10/3 | stage4 | stage5 | 蛹化日・雌雄 | 羽化日 |
1 | 200マット | 菌糸200 | 菌糸200 (4.3g) | 11/26 500マット (4.6g) | 3/10 500マット(5.1g) | 4/21♂ | 5/16 |
2 | 200マット | 菌糸200 | 430 (4.7g) | 11/2 500マット(4.7g) | 3/10 800マット(5.7g) | 4/21♂ | 5/20 |
3 | 200マット | マット200 | 430 (2.6g) | 1/16 430(2.7g) | 3/10 500マット(3.2g) | 5/1♂ | 5/22 |
4 | 200マット | マット200 | 430 (2.4g) | 1/16 430(2.0g) | 3/10 500マット(3.0g) | 5/16♂ | 6/3 |
5 | 200マット | マット200 | 430 (2.4g) | 1/16 430(2.2g) | 3/10 500マット(3.0g) | 5/18♂ | 6/5 |
6 | 200マット | マット200 | 430 (2.7g) ♀ | 1/16 430(2.7g) | 3/10 500マット(3.0g) | 4/21♂ | 5/13 |
7 | 200マット | マット200 | 430 (2.0g) ♀ | 1/16 430(2.2g) | – | 消滅 | – |
結果としてオスばかりでした!幼虫期に何匹か落ちた個体がいたのでそれがメスだったのかなと思っています。
産卵セットから羽化までの期間まとめ
ペアリングから前蛹までの各期間まとめ
- 6月9日:ペアリング開始
(ペアリング期間:1週間) - 6月16日:産卵セットからオスを出す!
(産卵期間:約2週間) - 6月30日:産卵セットからメスを取り出しました
(放置期間:11日間) - 7月30日:採卵、幼虫取り出し(200mlプリンカップ)
(200カップ期間:約2か月) - 10月3日:マット交換(200mlから430mlプリンカップに交換)
(430カップ期間:約1か月と3週間) - 翌年1月16日:マット交換(マットのみ交換カップは同じ)
(前回から今回までの期間:約3カ月と2週間) - 3月10日:マット交換(500mlボトル)
(前回から今回までの期間:約2カ月と3週間) - 4月1日:前蛹
(最終ボトルから前蛹までの期間:約3週間ちょっと)
【実績】コクワガタ 「産卵セットにメス投入」から前蛹まで約9カ月
マットの状態が予想以上に悪かった(カビ大量、超乾燥など)ので頻繁にマット交換をしていますが、たぶん430~最終500mlで2本くらいで羽化まで持って行けると思います。
前蛹から羽化までの各期間まとめ
- 4月14日:前蛹
(前蛹の期間:7日間) - 4月21日:蛹化
(蛹の期間:約3週間) - 5月13日:羽化
【実績】コクワガタ 「産卵セットにメス投入」から羽化まで約10カ月と2週間
前蛹から羽化までは1カ月弱でした!メスが先に羽化しました。
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