パプアキンイロクワガタのオスの前脚にある扇形の突起は何?斧のような、うちわのようなもの!何に使うの?何のためにあるの?
目次
パプアキンイロクワガタのオスの前脚の うちわ?斧?
パプアキンイロクワガタは他のクワガタと違う特徴がいくつかあります。
- あごがカブトムシのように上向きに反っている
- 色がきれい!光沢があり、カラフル!
- オスの前脚に突起がある
オスの前脚に大きな特徴があります
ほかのクワガタではあまり見かけないですね。この突起は「うちわみたい」とか「斧みたいで強そう」なんていわれたりもします。
この突起について調べてみると、パプアキンイロクワガタは昼行性で、現地では木ではなくておもに草にのぼって生活しているそうです。
そしてその植物の茎から出る汁を吸って生活しているようです。
オスはこの汁を吸うために、前脚のおの状の突起を使っているみたいです。
この前脚の突起をのこぎりのように使って草の茎を切断したり傷をつけたりして、切り口から出る液体を餌にしています。
前脚に突起があるのはオスだけなのでメスはとても困ります。メスはどうしているかというと。。。
メスはこの突起が無いので植物を切るという作業が出来ず、汁が出ている場所を求めて飛び回り移動します。匂いかな?
なので、オスは植物を切って汁を出すことで結果的に(意図せず?)メスを引き寄せているということになります。うまくできてますね。出会いの法則みたいなのが存在しています。
あと、パプアキンイロクワガタが樹液を主食にしていないのは、他のクワガタなどと樹液を争わないで済むように住み分けをした結果なのかもしれません。このオスの前脚の突起は、その進化の証かもしれませんね。
おしまい。
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